Tapbotsプログラマー Paul Haddadインタビュー(その2)


Tapbotsプログラマー Paul Haddadインタビュー(その1)勝手訳の続きです。

今回は2/3ページめ。


BI:これまでに手がけられたアプリの中では、TweetbotTweetbot - 個性あふれるTwitterクライアント - Tapbotsが最も売れているのでしょうか?

PHConvertbotConvertbot — 単位・通貨換算ソフト - TapbotsWeightbotWeightbotの方が売上は多いね。まあ、両方ともリリースしてからずいぶん経っているけど。

BI:Tweetbotの内容に話を戻します。誰もがTweetbotのジェスチャや、細部へのこだわりを非常に気に入っています。あなた方はUIをどのように決めるのでしょうか? あなた方のアプリのようなやり方でジェスチャなどを取り入れたアプリは、他にはほとんど見かけないのですが。

PH:それこそ、まさにMarkのやっていることさ。彼は細部の感触やアプリの与える印象を評価する、驚くべき眼力の持ち主なんだ。UIに関してはほとんどを彼が作っていて、私はあちらこちらにちょっとした提案を差し挟むだけだ。非常に難しい、あるいは不可能な要素があったら彼にはっきりそう言うし、そういう場合は他のやり方とあれこれ比較して実現の可能性を検討するのさ。

BI:「ここぞ」と自慢に思うような細部へのこだわりはありますか?

PH:ジェスチャは扱いにくい面がある。非常にパワフルである反面、見つけるのが難しかったりもする。私たちは常に、ジェスチャで可能な操作は通常の操作方法でもできるようにしているんだ。また、アプリをデビューさせる際には、いくつかある中でも最良のジェスチャを強く打ち出すようにしている。私のお気に入りはスワイプで、これは本当に巧く出来たと思う。使っていて楽しく、実用性もある。

BI:右スワイプを会話表示、左スワイプを返信表示に設定するにあたり、何か特別な理由はありましたか? 正しい選択だと思うのですが。

PH:そうだね、会話は過去だから、逆戻りにスワイプするという発想なんだ。実際、スワイプで以前の表示画面に戻り、「戻る」ボタンの代わりに「進む」ボタンをつけたビルドも、いくつか作って試してみたよ。返信の方には未来も関わってくるけど、Twitter APIの仕様上、常にそうなるわけじゃない。

BI:ところで、Twitterとの共同作業についてはどうでしょう? 彼らは未だに、クライアントなどを開発するデベロッパにとってはやりにくい相手なのですか?

PH:直近の数ヶ月で非常に良くなったよ。彼らが他の人たちを困らせて来たかどうかは知らないけど、それはきっとコミュニケーション上の問題だと思う。そんなこととは関係なく、ここ数ヶ月間は非常に協力的だ。特にDev Relation Groupは素晴らしいよ。私はいつも彼らを質問攻め・バグ報告攻めにしているんだ。

Twitterはサードパーティに敵対的だ、との見方もあるけど、そんなことはないよ。

iOS 5.0のTwitter機能に関する対応を万全にするため、私たちはTwitterと共同作業したんだが、彼らはこちらが早期に送ったフィードバックをいくつも拾い上げてくれたし、サポートの改善に努めてくれた。Tweetbotを初めて起動したとき、すでに全アカウント情報が使えるようになっている、というのは本当にすごいことだよね。

BI:そうですね、iOS 5のインストール初日から驚かされました。iOS 5対応に関しては、いつ頃から作業を始めたのですか?

PH:発表の直後からスタートしたけど、本当に基本的な部分の作業が完了したのがiOS 5リリースの1ヶ月前くらいだったと思う。幸い、APIが修正されたおかげで、ほんのちょっとのコードだけでTwitter機能を利用できるようになったんだ。従来用いていた認証方法にもぴったり適合するし、問題なく動作するよ。

(その3に続く)