iPadをデジタルソングブックにする:まずは歌詞カード作成


iPadをデジタルソングブックにする:序論の続きです。

とにもかくにも、まずは歌詞カードファイルがないと話が始まりませんよね。これはやはりMacやPCで作成するのが手っ取り早いでしょう。無理にiPadだけで完結させる必要はないですし。

歌詞データの入手はGoogleなどで検索したり、CDを持っているなら添付の歌詞カードを見ながら手入力するという手もあります。

ここまではいいとして。

次に決めなければいけないのは、作成に使うツールと保存フォーマットです。俺の場合コード譜(歌詞の上にコード名が書いてある)ではなく歌詞だけでいいわけで、すなわち通常のテキスト文書作成と割り切れば、ツールはMac OS Xなら標準添付のテキストエディット.appで十分1。何せタダですよタダ。

保存フォーマットの方ですが、将来的にiPad以外でも使う可能性がないとは言い切れないので、さまざまなプラットフォームとの互換性を考慮すると、やはりPDFが最適かなと。テキストエディット.appからもメニュー選択一発で書き出せますしね。

…さて、方針が決まったところで、歌詞カードの作成作業に入ります。

テキストエディット.appを起動し、リッチテキストモードに。

“フォーマット”メニューの“ページサイズで表示”という項目を選択すると、“ファイル”メニューの“ページ設定…”で選択されている用紙サイズに合わせて、ウインドウ上に枠線が表示されます。用紙サイズはA4あたりを選択しておき、この枠線いっぱいに収まるように歌詞データをレイアウトしていきます。

レイアウトに関して留意したのは、以下の3点:

  1. なるべく1ページに収める
    演奏中にページをめくらなくて済むように、なるべく1ページに収めるようにします。もちろん曲によっては歌詞が長い場合もあるでしょうが、繰り返しパートは省略するなどして適宜調整しましょう。
  2. 可読性の高いフォントを選択する
    少々遠くから見ても文字のひとつひとつをはっきりと認識しやすい字形のフォントを選択します。
    例えば修飾フォント(右図上)やセリフ/明朝体(同中)よりも、やはりサンセリフ/ゴシック体(同下)かなと。俺はLucida Grande一択です。
    またフォントのサイズも、最小でも13〜14ポイント程度は確保したいところ。
  3. カラーは使わない
    ステージ上では照明が当たりますよね。文字に赤や青などのカラーを付けてしまうと、同色のライトでマスキングされてしまい見づらくなってしまいます。カラーの使用は避けた方がいいでしょう。

あとは、コーラスパートの歌詞のみを目立たせる工夫をすればOK。俺の場合は右図のように、コーラスパートの歌詞にアンダーラインを入れるようにしています2

見やすくレイアウトできたら、“ファイル”メニューの“PDFとして保存…”を選択し、曲名・アーティスト名等わかりやすいタイトルをつけて保存すれば、歌詞カードの完成です。

こうして作成した歌詞カードをiPadに転送し表示する、というのが次のステップになりますが、それに関してはまた次回。


  1. Windowsユーザの方は“メモ帳”とかでいいんじゃないでしょうか。
  2. 最終行に赤い波線のアンダーラインが入っているのは、テキストエディット.appのスペルチェック機能によるものです。