昨年入手して良かったモノ 第2位:Sony Ericsson MW600
メーカーサイト:MW600 | アクセサリー | Sony Ericsson
Bluetoothのワイヤレスイヤホンマイクです。主にiPhoneで使っていますが、そこそこいい音で音楽再生が楽しめ、かつ電話の通話も可能。やっぱりワイヤレスは楽でいいですなあ。
Bluetoothのオーディオ製品を使うのはこれが初めてで、他機種との比較もできていないのですが、音質的にはまあ及第点。
そもそもBluetoothのオーディオプロファイル(A2DP)では信号転送時に圧縮がかかるため、HiFiな高音質を期待するのには無理があるのですが、カジュアルなリスニング用と割り切れば十分なレベルではないかと。遅延はほとんど気にならないレベル。あと、イヤホン直結時に比べて全体的な音量レベルが下がるので、爆音派には少々物足りないかもしれません。
一方で、通話の方の音質は申し分ないです。気になるようなノイズ混入なども特になし。
付属のイヤホンはカナル式。標準的な3.5mmステレオミニプラグタイプなので、好みのイヤホンやヘッドホンに交換することも可能です。俺はUltimate EarsのMetro.fi 200にしてますが、余ったケーブルの処理がちと厄介ですかね。
ペアリング操作自体は、マニュアルの記載に従えば特に難しくはないです。3台までの機器とペアリングできるのもポイント。例えばiPhone・iPad・Macとペアリングしておき、手元で切り替えて使えるわけです。これは便利ですよ。
操作面で言えば、タッチセンサー式の音量コントロールには少々慣れが必要かな。
iOS機器やMacとの併用に関し特に大きな問題はありませんが、細部に関しては残念な点もいくつか。
- 曲名表示ができない:これはiOSがAVRCP v1.3以降に未対応なのが原因。Macとの接続時にはiTunesで再生中の曲名を表示可能ですが、日本語の曲名では一部文字化けが生じてしまいます。
- 通話ボタン誤操作により音声コントロールが起動してしまう:これは特にiPhoneでの使用時に要注意。音声コントロールにより勝手に電話を発信してしまう場合があるのです。バッグの中に入れておく際には電源を切っておいた方がよいかと。
- Mac(iTunes)との接続時の音質が悪い:まるで数年前のMP3ファイルのような、変調(高音域のシュワシュワ)ノイズが目立ちます。これはMac OS XでのA2DP実装上の問題かと。
これらはMW600というよりはiOSやMac OS Xの仕様による問題なので、今後のOSアップデートなどで解消してもらえると嬉しいですね。
…まあごちゃごちゃと書きましたけど、やはりワイヤレスならではの取り回しの楽さこそが最大のメリット。桂花ラーメンの売り文句じゃないけど、慣れるとやみつきになりますぞ。
【ここがイイ!】
- 3台までの機器とペアリングし切り替えて使える
- イヤホンは交換可能
- FMラジオも聴ける
【ここが残念…】
- 慣れないと音量操作(タッチセンサー式)がしにくい
- 通話ボタンの誤操作をしてしまいがち
- 爆音派には少々物足りない音量レベル
ホワイトモデルもあります。